(社)日本奇術協会主催定例公演 「Magic of MAGIC」第32回公演レポート
日時2008年7月4日「金」
場所 新大久保 R’SArt Court (アールズコート)労音大久保会館
チケット 前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:30  終演 20:45分ごろ

出演(敬称略) 笑太夢。キラリン。ルーフ宏宣。ブライト一矢。Manis。 WISE MAN AKI 。 みぎわ。 司会 みぎわ。

32回のMOMはバライティーに富んだ内容で、みぎわさんのアコーデオンと歌。マイムとクラウン芸おもちゃ箱をふっくりかえしたような、と紹介されているが正にその通り 笑いの渦に巻き込むテンポの速い話術がMCに充分に生かされた、楽しい進行で始まる。
奇術協会の機関誌にも紹介されているが、ネパールでの活発な公演活動で昨年協会より表彰されている、実力者ルーフ広宣さんがネパールの湖畔で拾った小枝の話から不思議な超能力の世界へ、本場ニューヨーク仕込みと言うWISE MAN AKIさんがルイ。アームストロングの歌を中心に迫力ある歌曲を歌い上げれば Manisさんの素敵な、そして激しいダンス。

ブライト一矢さんのちょっとスマートなマジックに、お子さんを上げての トークの世界 ラストはこのMOMに3回の最多出演になる笑太夢&キラリンさん。
前回はストリーを持たせたマジックを拝見したが今回は一人、一人のキャラクターを生かした、マジックで 笑太夢さんはお得意recycleマジック、何時見ても楽しいが ラストに人間までrecyclingされて子供になってしまう落ちはなんとも可笑しい。
キラリンさんのボトル出しも、笑太夢さんのrecycleマジックも前に拝見した出し物より大分違っているので、その都度内容を変え観客を厭きさせない工夫がされている。
笑太夢さんとみぎわさんは一緒にお仕事をしているのか、みぎわさんは3回とも出演。
ブライト一矢さん、ルーフさん共、2回と息の合った出演で、個性の出し合えるアラカルトショーの一夜でした。
感心するのは、前回同様パンフレットを作ってくれていることで、これもまた楽しみの一つです。                        

浅井精治