(社)日本奇術協会主催定例公演
「Magic of MAGIC」第19回公演レポート

日時:2007年6月12日(火)
場所:目白 シアター風姿花伝

チケット
前売り2700円 / 当日3000円
開場 18:30 / 終演 20:50

出演(敬称略)
笑太夢 / キラリン / ココロ / ジージョ星 / みぎわ / TAKUYA
司会 ナナオ

昨年5月にこの風姿花伝に出演なさっておりました笑太夢さん。
今回は林太一では無く、笑太夢と改名しての2度目のお見えでした。

奥さんのキラリンさん。
息子さんのココロ君の笑太夢一家中心にしたストリー仕立てで、助演で盛り上げるのは、アコーデオンクラウン、みぎわさん。
ジョージョ星さん「街角の道化師」、「バーテン」役のTAKUYAさん、そしてナレーションとして司会のナナオさんが加わっていた。
KAHLUA&MILK「カルーアミルク」と言う飲み物があるそうで「私は残念ながら知りませんが」1970年ごろから女性の間で流行した飲み物だそうな。
由来はミルク好きな男性「笑太夢」とお酒が好きな女性「キラリン」が結婚したことから始まる。(当日配布された書冊子から)
どうしても飲み物の好みが合わない両親と孤独な子供「ココロ」君と織り成すファンタスティックマジックショーであった。
舞台転回にジョージョ星さんのテンポの速い6本リング。

みぎわさんのアコーデオン演奏の合間に舞台転回と、休憩時間を取らない1時間30分のショータイム

笑太夢さんとキラリンさん
コンビのマイザーズドリーム、新しい試みのようだ。
コンビで演技する「欲張りの夢」は始めてみた。
相変わらずキラリンさんの酔った雰囲気のリキュール瓶の取り出しトークの「リアルデンジャー」が面白かった。

そう 面白いと言えばみぎわさん、観客に手を叩かせ、舞台に上げた二人の客が楽器を叩くのだが、調子が合ったり、会わなかったり、マジックと違ったパフォーマンスで大うけであった。

TAKUYAさん
ドルフィンさんやSAKURAさんのトリオでの達者なタップダンスは知っていたが、今回初めてピンの演技を拝見できた。
全体の構成の中で拝見した感じでは、スライハンドが得意のようで丁寧に、ゆっくりとシンブルやウオンド、グラス出しなど、客を厭きさせない感じがよかった。
ベストのカラーチェンジなどは鮮やかだし曲選びのセンスに感心した、これからが楽しみな若手マジシャンである。
決して強烈な個性のもち主ではなく癒し系の感じ。
プロの方は必ず幾つもの光るものを持っているのが羨ましい。

今回も90分が短く感じた。
                                                        浅井精治