(社)日本奇術協会主催定例公演
「Magic of MAGIC」第18回公演レポート
日時2007年5月14日(月)

場所/目白シアター風姿花伝 チケット
前売 2700円  当日 3000円
開場 18:30   終演 20:50

出演(敬称略)
渚晴彦/MR.ジョーカー/亜羅仁&有加/立林崇/ゆみ/SAKURA/谷岡百合恵/司会ナナオ

今回は渚晴彦師プロデュースとありました。
トップは リトルマジシャンとして活躍中のSAKURAさん。
お得意のタップダンス をまじえた英字新聞を使った新聞の復活、次は(社)日本奇術協会長になった渚晴彦師、亜羅仁、立林さんのお二人をアシスタントに従えてのイリュージョン。
続いて、SAKURAさんと同じ、ドルフィン一門の谷岡百合恵さん。
女性では珍しいファイヤーアクト。
ローソクから、ステッキ→分裂 ファイヤーピラミッド、ファイヤーボックス、フックルファイヤー、そして鳩、初めてみたファイヤーゾンビ、多分相当に熱い?演技でした。
ゆみさん
ゆかた姿でのゾンビアクト、銀座小劇場で拝見したことがある。
ゾンビが常に布の中にある。だから、ゾンビの形すら判らない。
丸なのか、四角なのか、でもでも、なんとなく形があるのだ床の上にゾンビガ?でも、布は平らであった。
何時見ても不思議なゾンビの演技です。
立林隆
この4月から独立しソロで活動開始である。
得意のスライハンドマジック サングラス、シンプル、フローティングテーブルの浮揚、ご存知フラフープと軽快なマジックの連続で、これからの活躍が楽しみマジシャンマジシャンがまた一人誕生した。
MRジョーカーさん
風姿花伝で前にも拝見した、お札アクト「都内調布市であった、三億円事件」にヒントを得たと話していたが、お札が出るわ出るわ。
本当に三億円?アクトだ。
亜羅仁&有加さん
何度観ても楽しいお二人。この所、ちょいちょい観るビクトリーキューブから有加さんの登場、テンポ良く。
大きなインコを出したり、トークでは似顔絵が動いたり、タンゴの曲にのせて大好きなスリーカードモンテ相変わらず、動きが綺麗だ。

2部
ゆみさん
もう何回、拝見しただろう、数えきれない。
ポルトガルで入賞したとき。2000人近く入る会場で鳥肌が立つほど感動した。
ポルトガルの街角でヒロサカイ氏と皆と一緒にポンチで祝杯をあげた。
以後、何回も楽屋で御会いしたり、スエーデンでのFISMでは歓迎レセプションの会場で、ささやかにお酒も飲みながら、奇友とご一緒させて戴いた。
のんだ勢いでイベントのご出演をお願いしたら、快く承諾しくれた。
いつも変わらないもの静かな感じの中に、強い情熱とマジックに対して、ひたむきな表現力が観客を魅了するらしい。
一つのマジックの作品が皆を幸せのひと時に してくれるし、優れた作品は人生をも変える大きな力がある。
渚晴彦師
1961年デビューなそうな、もう半世紀の間、舞台で活動しているわけで物凄いことだ。
私が師の舞台を拝見したのは何時ごろか何故か覚えていないが、場所と演技の一部は鮮明に覚えている、それは後楽園の公演で観客を挙げてアラジンの魔球をしていた。
私の知識では、あのマジックは、クロースアップの範疇で「目からうろこ」であった。
今夜もお得意のカードを勿論堪能したが、それよりも私の好きなトークで、新聞紙とブランクカード「?」を使ったカードマジックが気に入った(確か長谷さんの作品だと思う)師が新聞紙を切るとつながった人形の胸にハートが現れる。
ブランクカードを使ったところが素敵だった。
気になった人は是非、師のショーをご覧になると宜しい。
面白いです。
又、練習したくなるマジックを見せていただいた。
楽しかった。
                                           だるま