(社)日本奇術協会主催定例公演 ケン
正木一門会 「Magic of MAGIC」第15回公演レポート
日時2007年2月5日「月」
場所 目白  シアター風姿花伝
チケット 前売り 2700円  当日 3000円
開場 18:30  終演 20:50
出演(敬称略) ケン正木。 ナッツ淳。大田ひろし。Sally.。藤原史岳。 司会 ナナオ。

今回は面白い趣向でした。
最初のクロースアップは藤原さんのワンコインルーティーンから ジャンボコインの取り出しカップ&ボールなどでした。
ステージでは、従来の一門会は個々の演技を一つずつ拝見するのですが全体の演技にストーリ性を持たせ観客参加型のショー形式で、タイトルは題して (ケン正木のマジックニュース) 観客がスタジオにいる感じで休憩を挟まず、1時間半の公演でした。
ケン正木さんが風船から、ボトルを出したかと思うと、ナッツ淳さんが ミニバイクに乗って暴走族スタイルで、タバコケースのプロダクションかみそり飲みアクト。
大田ひろしさんが白衣をきて、注射器からスポンジボールや、小さくなるカード、そしてマジックペンからシンプル、ウオンドからシンプルと面白いアイディアを披露します。
はたまたはSallyさんが肌を顕わに出した左肩になんとタトゥー「刺青」のスタイルでマジック。
司会のナナオさんもニュースの現場に往くニュースキャスターの役割で大活躍です。
以前から、ショーで使っている「カラオケマジック」「時事マジック」これはニュースを題材にしたマジックで、こんな調子です。
「06年は飲酒運転が厳しくなり、この頃では、風船を膨らませるとお酒の量だけではなく、お酒の種類も判ります。」
などと言いながら、風船を割ると、焼酎のビンが出てくる。
こんな感じでニュースを取り上げてはマジックにつなげます。
それと「インドの水」何回も何回も壷から水が出てきます。
息子さんのみつはる君との競演で、 我々アマチュアだと、2〜3回しか水を出しませんが、 数回もだして、少ない水でも、出し方によって量が同じに見せられることで不思議さが倍加していました。
これは大変勉強になりました。
ラストは和の世界。
多くの和妻だと、テンポが緩やかですが、正木さんはアップテンポでの和傘だし、大きな幕。
人体交換などたたみこむような演技がとても心地よかったです。
昨年11月にもドリームかずよし一門会でのショーも感心しましたが。
今回のケン正木一門会も大変面白く強く印象に残りました。

だるま。